バスケのファールって結構複雑で、どんなファールがあるのかわからないし、どうしたらファールになるのかわからない!
なんて思っている方も多いのではないでしょうか?
✓この記事では
- バスケのファールの種類
- どうしたらファールになるのか
ということについて解説していきます。
この記事を書いている私は、バスケ歴8年で、試合の審判の経験もあります。
今現在もバスケをプレイしているので、プレイヤー目線でファールについて解説していきますね。
バスケ:ファールの種類
バスケのファールには、大きく分けて2種類のファウルがあります。
パーソナルファール:身体が接触したときに起こるファール
テクニカルファウル:身体は接触しなくても、不適切な言動によって起こるファール。コーチや監督にもテクニカルファールが適用される場合がある。
それぞれ解説していきますね。
パーソナルファール
パーソナルファウルには、どんなファールがあるのかというと、
・プッシング
・ハッキング
・ブロッキング
・ホールディング
・オフェンスチャージング
・イリーガルスクリーン
テクニカルファール
審判にさからったり、暴言をはく、声などの不当な手段で相手のプレイを妨げるファールです。
試合の進行を邪魔した際やコーチや監督がベンチから暴言を吐いたりした際にも適用されます。
ファールをコールされて、納得いかずに審判に抗議をしてそのままテクニカルファールをコールされて一気にファール2個になるなんて場合もありますので、気を付けましょう。
バスケ:ファールの解説(ディフェンス)
ファウルの種類別に、
・どんなファールなのか?
・どうしたらファールになるか?
を解説していきます。
プッシング
相手を必要以上に押してしまった時に起こるファールです。
・シュートをブロックしようとしたとき
・ゴール下でポジション争いをしているとき
に起こる確率が高いです。
バスケは、ポジション争いもありますし、勝つためには多少の押し合いは必要ですし、しょうがないです。
なので、どこからがファールなのかを見極めて、ファールギリギリで戦うことが大切です。
ファールかどうか見分ける際のポイントとしましては、
・相手が倒れる
・相手がふっとぶ
という場合はファールになることが多いので、やりすぎないようにしましょう。
ハッキング
相手の事をたたいてしまった時に起こるファールです。
シュートをブロックしようとして手に当たってしまった時やドリブルやパスをカットしようとして相手をはたいてしまった時に起こります。
試合中にペシッとたたかれたような音がして、ファールがコールされた場合は、ハッキングのファウルです。
相手を止めようとディフェンスをすると、ボールをたたきに行ったのに、手をたたいてしまうことがありますが、
相手ボールとなってしまうので、日ごろの練習から、「ボールだけをたたく」ことを意識して練習しましょう。
ブロッキング
ブロッキングは、ディフェンス時にオフェンスの進むコースを妨げた際に起こるファールです。
オフェンスが進もうとしているコースに無理やり割り込もうとするとファールになります。
逆に、先にディフェンスがコースに入っていて、オフェンスがそこに突っ込んできた場合は、「オフェンスチャージング」というオフェンスのファールになります。
なので、ディフェンスの際は、先にオフェンスのコースに入り、止めることが大切です。
オフェンスチャージングについてはのちほど解説します。
ホールディング
相手の事をつかんだ時に起こるファウルです。
手をつかんだり、身体をつかんだりして、オフェンスの事を止めようとすると、ホールディングというファウルとなります。
ディフェンスは、手だけでディフェンスをしようとするとファールになりやすいので、
正面に入って身体で止める
事を意識しましょう。
手ではなく、身体でディフェンスできるようになれば上手なディフェンスができるようになります。
オフェンスの事は胸で止めるくらいの気持ちでディフェンスをしましょう。
バスケ:ファールの解説(オフェンス)
ここからはオフェンス側のファールです。
オフェンスチャージング
オフェンスチャージングとは、ディフェンスがいる場所に無理やり突っ込んだ際に起こるファールです。
ディフェンスがコースに入っているのに、強引に進もうとしてディフェンスを倒してしまったりするとファウルになります。
※オフェンスチャージングには例外があり、「ノーチャージセミサークルエリア」というゴール真下のエリア内では、故意の場合を除いてオフェンスチャージングは適用されません。
プレイヤーを危険から守るために作られたエリアで、エリア内であればオフェンスファールは起こりません。
イリーガル・スクリーン
イリーガルスクリーンは、スクリーン時のファールです。
スクリーン時に、ディフェンスを押してしまって起こることが多いです。
「スクリーン」は壁という意味なので基本的には動いてはいけません。必要以上に動いてしまったり、押してしまうとイリーガルスクリーンという反則になります。
バスケ:ファールの罰則
試合中にファールをしてしまうと、反則なので、罰則となります。
基本的にはファウルをされたチームのボールとなり、スローインとなります。
オフェンスがシュートモーションに入っていて、ディフェンスがファールをした場合は、フリースローとなります。
また、ファウルの回数によっても罰則があり、1ピリオド内でチームのファールが5個以上になったら、どんなファールであっても、相手チームのフリースローとなります。
個人のファウルでも数に制限があり、1試合で5個以上のファウルをしてしまうと「ファイブファール」となり、退場になります。
バスケ:その他のファール
バスケの試合では、悪質な行為など、特殊なファールもあります。
ダブルファール
ダブルファールとは、オフェンス、ディフェンスが同時にファウルをした場合に起こるファウルです。
試合ではあまり起こることがなく、このファールがあること自体知らない審判も多くいると思います。
頭の片隅に入れておきましょう。
フェイクファール
ふっとばされて倒された演技をしたり、ファールをうけていないのにファールを受けたかのようなジェスチャーをするとファールになります。
オフェンス、ディフェンスをする際に、ファールをもらいやすくして、優位に立つのも1つの技術ですが、やりすぎはNGです。
アンスポーツマンライクファール
アンスポーツマンライクファールとは、スポーツマンらしくないファールという意味です。略して「アンスポ」と呼ばれています。
スポーツマンシップにのっとらずに、不当なプレイ、危険なプレイをしてしまうとアンスポになります。
・相手にボールを奪われてすぐに奪い返そうとして相手をつかむ
・後ろから不当にボールを奪おうとする
など、危険で不当な行為をするとアンスポとなります。
アンスポになると、ファールをされた側が、フリースロー2本を打てます。
さらにその後ファールをされたチームのスローインからスタートとなり、かなりのアドバンテージが与えられます。
ディスクォリファイリング・ファール
ディスクォリファイリング・ファールは、アンスポよりもさらに悪質で、危険な時に起こります。
極めて悪質な行為、危険な行為として、このファールをすると、一発退場となります。
ディスクォリファイリング・ファールが起こることは、ほとんどなく、私も生でみたことはありません。
バスケ:ファールまとめ
ここまで、バスケのファールについて解説してきました。
試合で優位に立つためにも「ファール」というルールを理解して、より高いレベルでプレイしましょう。
この記事で紹介したファールについての知識を覚えて、頭に入れながらプレイをして、
どこからがファウルなのか?という感覚をつかみましょう。
バスケのルールを守りつつ、スポーツマンシップにのっとってバスケをプレイしましょう!
読んでいただきありがとうございました。
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